村上に渡さん!中日・大島 37歳での首位打者獲得へ再発進のマルチ「意識しながらやっている」

[ 2022年8月27日 04:45 ]

セ・リーグ   中日5-2阪神 ( 2022年8月26日    バンテリンD )

<中・神>4回2死二塁、大島は中前適時打を放つ。投手島本(撮影・北條 貴史) 
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 中日は先発野手全員の14安打で5点を挙げて快勝した。低迷する打線に活力を注入したのは新型コロナウイルス感染から復帰した大島だ。登録即「2番・左翼」で先発出場し、2安打1打点と打線をけん引した。

 初回、無死二塁から西勇のシュートを中前打して好機を広げ、阿部の先制右犠飛につなげると、4回2死二塁では島本の直球を中前適時打。「岡林が前であれだけ出てくれたので、良い形で後ろにつなげればと思っていた」と振り返った。

 12日に発熱を訴え陽性判定を受けた。38・7度まで熱が上がり、今も体の節々に痛みが残る。それでも「しんどいけど、そんなことは言ってられない」と23日の本格的な練習再開から2軍戦1試合を含む、3日間の調整で復帰を果たした。

 打率・323で2位に浮上し、トップのヤクルト・村上(・328)を追いかける。37歳シーズンで初の首位打者獲得となれば最年長記録。「意識しながらやっている。とにかく自分の数字を上げられるように。それがチームの勝ちにもつながっていく」。復活した安打製造器がタイトル争いも順位争いも面白くする。(中澤 智晴)

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2022年8月27日のニュース