西武のドラフト1位左腕・隅田が7回1安打無失点で勝利投手の権利を持って降板 新人初登板初勝利なるか 

[ 2022年3月26日 16:08 ]

パ・リーグ   西武-オリックス ( 2022年3月26日    ベルーナD )

<西・オ2>西武先発・隅田(撮影・尾崎 有希)
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 西武のドラフト1位左腕・隅田(西日本工大)が26日、本拠地ベルーナドームでのオリックス戦でプロ初先発初登板。7回、98球を投げて1安打無失点、二塁を踏ませない快投を見せ、勝利投手の権利を持って降板した。

 昨秋のドラフトで最多4球団が競合した黄金左腕は直球を軸に変化球を駆使する投球術で、相手打線の的を絞らせなかった。初回から自己最速タイの150キロを2球計測、宗を外角低めのカットボールで空振り三振に仕留めるなど三者凡退。3点をリードした2回は2死からラベロに中前打を許したが、続く伏見を高めの直球で二邪飛に斬った。3回には2死から福田に四球も、宗を真ん中の直球で左飛に退けた。

 4回は先頭・吉田正に四球も杉本を低めの直球で右飛、紅林を真ん中のカーブで左飛、ラベロを外角の直球で中飛に抑えた。味方が加点して迎えた5回は3者凡退。6回は2死から吉田正に四球も杉本を低めのチェンジアップで空振り三振に斬った。7回も3者凡退に仕留めた。

 名前は知一郎。両親が「何事にも興味を持って取り組んでほしい」と知識の「知」を名前に使った。願い通り興味を持ち、習得した多彩な変化球。直球、チェンジアップ、カーブ、スライダー、カットボールとスプリットにツーシーム。「直球あっての変化球」をモットーに投球を組み立てた。

 新人初登板初勝利なら西武では19年松本以来8人目。12球団のルーキーの中で、初勝利1番乗りとなる。

 隅田はオープン戦では3試合に先発し、15回を投げ14安打4失点、防御率1.80と好調だった。

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