ロッテ・松川 高卒新人開幕マスクで見事完封リード!67年ぶり!白星発進貢献

[ 2022年3月26日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ4―0楽天 ( 2022年3月25日    楽天生命 )

<楽・ロ>楽天に勝利しハイタッチをかわす松川(中央)らロッテナイン(撮影・白鳥 佳樹)
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 ロッテのドラフト1位・松川が67年ぶりの快挙を達成した。高卒新人捕手として史上3人目の開幕マスクをかぶると、15歳年上の先発・石川を7回3安打無失点に導いた。

 「左打者が多いので、石川さんのシンカーやツーシームを引き出すために、内角直球を使うことを意識した」

 8回はゲレーロ、9回は市和歌山の先輩である守護神・益田をリードして完封リレー。高卒捕手が出場しての開幕白星は55年の大映・谷本稔以来だ。松川は「試合前は緊張していた」と明かすが、井口監督は「どっしりとベンチのいいところに座っていた」と笑う。

 8番で起用された打撃は3打数無安打も7回無死一塁では1球で送りバントを決め「サインが出たらしっかりやるだけだった」。18歳と思えない落ち着きぶり。昨季は開幕5連敗スタートだったチームは、3年ぶりの開幕白星を挙げた。(横市 勇)

 ≪複数投手と達成は初≫高卒新人捕手の松川(ロ)が先発出場。高卒新人野手の先発出場は、19年藤原(ロ=中堅)以来2リーグ制後15人目、チーム4人目。捕手では55年谷本稔(大映)、06年炭谷(西=現楽天)に次ぎ3人目で、勝利に貢献したのは谷本以来67年ぶりとなった。また、高卒に限らない新人捕手の開幕戦先発は相手の安田(楽)も含め2リーグ制後13人だけ。うち、チームを完封勝ちへと導いたのは、前記谷本が林義一と組み東映に2―0、97年清水将海(ロ)が小宮山悟と組み日本ハムに6―0で勝って以来3人目で、複数投手との達成は松川が初めてだ。なお、開幕戦で両軍先発捕手がいずれも新人だったのは今回が初。

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2022年3月26日のニュース