杉本正氏　V奪回へ大きな戦力になるガルビス　コンタクト重視で満塁弾　左右両打席で結果きっちり

パ・リーグ   ソフトバンク4ー1日本ハム （ 2022年3月25日    ペイペイD ）

＜ソ・日1＞8回、3ランを放つガルビス（撮影・岡田　丈靖）　　
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　【杉本正　視点】最低でも犠飛という意識が見えた。8回1死満塁からのソフトバンク・ガルビスの一発はフルスイングではなく、ボールとのコンタクトを重視した一打だった。低めの変化球をうまく拾うようにして捉えた。

　代打で登場した7回の来日初打席では左前打で出塁。3月に入ってからの来日でオープン戦では結果が出ていなかったが、7回は右打席、8回は左打席と両方の打席で結果を出した。遊撃、三塁を守れ、V奪回へ大きな戦力になりそうだ。

　先発の千賀は白星こそ逃したが、しっかり試合をつくった。気になったのは途中から変化球の割合が多くなった点だ。4回に石井から直球を仕留められたように、日本ハム打線は明らかに真っすぐを狙っていた。ただ、気にしすぎすると窮屈な投球になる。投手は新庄監督の作戦を強くは意識せず、自分の投球を心掛けてほしい。（スポニチ本紙評論家）