巨人・山崎伊織 初登板初先発初勝利ならず 権利まであと1死、相手投手の勝野にプロ1号逆転2ラン被弾

[ 2022年3月26日 16:13 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2022年3月26日    東京D )

<巨・中2>5回 勝野(左)に逆転2ランを浴びた山崎伊(撮影・久冨木 修)        
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 巨人の2年目右腕・山崎伊織投手(23)が開幕第2戦の中日戦(東京D)でプロ初登板初先発。勝利投手の権利まであと1人となった5回2死から相手先発投手の勝野にプロ1号となる逆転2ランを浴びて6回4安打3失点(自責2)で降板し、プロ初勝利を手にすることはできなかった。

 2回に内野ゴロで先制を許した山崎伊だったが、その裏、2死満塁で入ったプロ初打席で投手強襲の適時内野安打を放ち、初安打初打点。自らのバットで同点に追いついた。

 4回にはバッテリーを組む大城の今季初安打となる右前適時打で2―1と勝ち越し。プロ初勝利の権利が懸かった5回は鵜飼、石川昂を打ち取り2死走者なしとしたが、京田に内野安打を許すと、続く勝野に1ボールからの2球目、真ん中高めに浮いた139キロ直球を左中間スタンド中段まで運ばれる逆転2ランを被弾した。5回までに65球を投げていたが、6回も続投。阿部、ビシエド、木下のクリーンアップトリオを3者凡退に仕留め、この回限りで降板となった。

 プロ初勝利はならなかったが、初回には1死からストレートの四球で塁に出した岡林を絶妙なタイミングのけん制球でタッチアウトに。打席でも2回の同点打の後、4回の第2打席も1死一、二塁できっちり送りバントを決めるなど結果を残した。

 山崎伊の投球内容は6回で打者23人に対して74球を投げ、4安打3失点(自責2)。2三振を奪い、与えた四死球は2つ、直球のMAXは初回に出た148キロだった。

 明石商、東海大を経て2020年ドラフト2位で巨人入り。プロ入りする前の同年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた影響でルーキーイヤーの21年は登板がなかった。

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2022年3月26日のニュース