広島・大瀬良　開幕戦3勝目　笑顔で「緊張した。疲れました」打席でも魅せたタイムリー＆犠打

セ・リーグ   広島11ー3DeNA （ 2022年3月25日    横浜 ）

＜D・広1＞広島先発の大瀬良（撮影・島崎忠彦）
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　投打に活躍して大役を果たした。球団史上4人目となる4年連続の開幕投手を務め、開幕戦3勝目を手にした広島・大瀬良は「（回数を）重ねるほど責任感を感じ、過去3回と比べものにならないほど緊張した。疲れました」と笑顔で語った。

　落ち着き払い、丁寧に投げた。序盤は最速150キロの直球を軸に力勝負を挑み、中盤からは宝刀カットボールを主体に的を絞らせなかった。「冷えなどで出力が落ちた」という7回2死一、二塁で桑原に2点二塁打を許した場面で降板した。

　通算999回2/3。節目の1000投球回到達まであと1死だった。「それは全く頭にはなかったけど、イニング途中の降板はリリーフ陣に負担をかける。次はしっかり投げ切れるように頑張りたい」と足もとを見つめた。

　打席でも魅せた。1点を先制した2回、なおも1死満塁で左前適時打を放つと、6回無死一塁では犠打を決めてビッグイニングを演出。「打席に立つ以上はチームのために仕事をしたい。バントも決められて良かった」と充実感をにじませた。（江尾　卓也）