阪神・佐藤輝 球団最年少開幕4番 観戦家族の前で3安打1打点「いいところで打てるように」

[ 2022年3月26日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神8ー10ヤクルト ( 2022年3月25日    京セラD )

4回、佐藤輝は適時二塁打を放つ
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 ドラフト制以降では球団最年少となる23歳12日で開幕4番を務めた阪神・佐藤輝は、適時二塁打含む3安打1打点と躍動。それでも2点を追う9回は右飛にたおれ、唇をかみしめた。

 「ヒットも出ましたけど、最後も打ち取られたので。いいところで打てるようにやりたいと思います」

 まずは1点を追う2回先頭。今季から奇数打席の登場曲で用いる「ももいろクローバーZ」の曲「あんた飛ばしすぎ!!」を浴びながら打席に入ると、初球をバットの先に当て、シフトを敷いて誰もいなかった三塁線への内野安打。さらにヒップホップアーティスト・LEXの「何でも言っちゃってfeat.JP THE WAVY」とともに打席に入った3回2死一塁では、再びフォークに反応して遊撃寄りだった三塁手の左を抜く二塁打。いずれも後続の適時打につなげた。

 昨年の開幕同様、スタンドには父・博信さんと両家の祖父母が応援に駆けつけた。「ドキドキしていて楽しみ。とにかく4番というより、チャンスで打ってほしい」と願う父の思いに応えたのは4回2死二塁。大下から左中間への適時二塁打を放ち、今季初打点を記録した。心強い大応援団は開幕の残り2試合も観戦予定。次こそは「ここ(京セラ)だけ本塁打を打っていないので、ぜひ打ってもらいたい」と語った父の願いをかなえる。(阪井 日向)

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2022年3月26日のニュース