西武・山川 「うまく反応できた」ベルーナD1号の先制3ラン&ダメ押し適時打「今年は挑戦者の気持ちで」

[ 2022年3月26日 17:35 ]

パ・リーグ   西武5-0オリックス ( 2022年3月26日    ベルーナD )

<西・オ2>初回1死、先制3ランを放った山川(右)は隅田の前でどすこいポーズ(撮影・尾崎 有希)
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 西武は26日、本拠地ベルーナドームでオリックスと対戦。5―0で勝利し、今季初勝利を挙げた。先発のドラフト1位左腕・隅田(西日本工大)が7回を投げ1安打無失点で、西武では19年松本以来8人目となる新人初登板初勝利。12球団のルーキーの中で、初勝利1番乗りを果たした。打線は山川の今季1号3ランなどで5点を奪った。

 昨秋のドラフトで最多4球団が競合した黄金左腕・隅田は直球を軸に変化球を駆使する投球術で、相手打線の的を絞らせなかった。初回は自己最速タイの150キロを2球計測するなど3者凡退。2回は安打で、3回は四球で2死から走者を許したが後続を断った。4回は先頭四球も、後続を3人で、5回は3者凡退に仕留めた。6回は2死から四球も後続を抑え、7回も3者凡退。7回を投げて98球、1安打5三振の無失点で二塁を踏ませない快投だった。

 8回は2番手・佐々木が1四球も無失点。9回は増田が3人、無安打無失点で締めた。

 打線は昨季6戦6敗のオリックス先発・宮城を攻略。初回、先頭・鈴木、新外国人オグレディの連続長短打から1死一、三塁とすると山川が今季チーム初得点、本拠地名がベルーナドームとなって第1号となる今季1号の左中間越え3ランを放ち先制。4回には先頭四球、外崎の右越え二塁打で無死二、三塁に栗山の中犠飛で加点した。8回には中村の左前打で無死一塁に山川が中越え適時二塁打を放ち、ダメを押した。

 殊勲の山川は先制3ランを振り返り、「初球ちょっと空振りしちゃったのでまずいと思ってたんですけど、ボール球でしたけど、うまく反応できたかなと思います」と胸を張った。前日の開幕戦では完封負けを喫していただけに「(オリックスの)山本もそうですけど、宮城にもやられていたので、早めに1点取れて良かったかなと思います」。大勢の観客に見守られながらの「どすこい」ポーズは「凄くテンションが上がりましたし、嬉しかったので、皆でどすこいできて良かったです」と笑顔を見せた。

 プロ初先発初勝利を飾った隅田については「可愛かったです」としながらも、「本当にルーキーじゃないというか、何年もやっているかのようなピッチングだったので、守りながらびっくりしてました」と称賛した。

 ファンからの「今年もたくさんホームラン打ってください」とのメッセージには「まず1本出たので、ちょっと気持ちも楽になりましたし、明日も試合があるので、どんどんホームラン打ちたいと思います」と抱負。4番としてスタートし、どんなシーズンにしたいかと聞かれると、「去年最下位でしたし、個人的にも全然ダメだったので、今年は挑戦者の気持ちをもって、必ず優勝したいと思います」と力を込めた。

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