サクラセブンズ、W杯過去最高9位でパリ五輪へ弾み 鈴木貴士HC「24年につなげていきたい」

[ 2022年9月12日 00:11 ]

 ラグビー7人制W杯最終日は南アフリカ・ケープタウンで行われ、9~16位を決める「チャレンジトーナメント」へ回った女子日本代表は決勝(9位決定戦)でポーランドを17―12で下した。前回18年(米サンフランシスコ)の10位を上回る過去最高順位。原わか花(22=東京山九フェニックス)が2トライの活躍で勝利をたぐり寄せた。

 サクラセブンズは先制を許したが、粘り強く逆転勝ちした。0―12の展開から原の2トライで流れを引き寄せ、平野優芽(22=ながとブルーエンジェルス)が逆転トライ。鈴木貴士ヘッドコーチ(HC)は「(3日間で6試合をこなす)大会スケジュールをイメージして練習してきた。試合以上の強度でやっている。それが後半に(体力が落ちることなく)走ること(力)につながっている」と手応えを口にした。

 昨夏の東京五輪で参加12カ国中12位に沈む惨敗だったサクラセブンズ。W杯の目標だった8強入りは逃したが、過去最高順位という結果は24年パリ五輪に向けた弾みとなる。鈴木HCは「目標にはたどり着かなかったが、現在地が分かった。さらに上に行くためにチャレンジして24年につなげていきたい」と見据えた。

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2022年9月11日のニュース