開幕戦で大波乱! リーグ戦グループ29年ぶり1部復帰の東洋大が4連覇中の東海大を撃破

[ 2022年9月11日 14:57 ]

関東大学ラグビー・リーグ戦グループ1部 ( 2022年9月11日    秩父宮ラグビー場 )

 29年ぶりにリーグ戦グループ1部に復帰した東洋大が、5連覇を狙う東海大を開幕戦で27―24(前半10―7)と破る大金星を挙げた。

 東洋大がひたむきかつ多彩なプレーで風下の前半から健闘した。開始6分、敵陣のラインアウトでロングスローを放り、キャッチしたWTBマークス(2年)が独走して右中間へ先制トライ。リーグ戦デビューとなった東洋大の2メートル1のロック、ウーストハイゼン(1年)を警戒しすぎてラインアウトでミスを連発していた東海大は27分、敵陣でペナルティーでスクラムを選択してプレッシャーをかけ、フランカーのナサミラ(4年)がポスト下へ飛び込んで7―5と逆転した。しかし東洋大は37分、敵陣でSH神田(同)がPKから速攻を仕掛け、FB田中(同)が右中間へトライを決めて10―7で前半を折り返した。

 東海大は後半2分、敵陣でのFKから攻めてナサミラが左中間インゴールを陥れ、14―10と逆転。7分には得意のゴール前ラインアウトモールを押し込み、ナサミラがハットトリックとなる3つめのトライを左中間へマークして19―10とした。だが、東洋大は19分にPKからの速攻で途中出場のプロップ小川雄(2年)が右中間へ、23分にはゴール前ラインアウトからのモールで同じく途中出場のフッカー石山(4年)が左隅へトライを決め、22―19と三たびリードを奪った。

 東海大は30分、自陣のスクラムからサインプレーでWTB照屋(同)が独走し、左中間へ逆転トライを決めて24―22。しかし、東洋大は35分に敵陣ラインアウトから攻め続け、最後は飛ばしパスから途中出場のFBボンド(2年)が右隅へ値千金のトライ。ロスタイムも自陣で粘り強く守り、リードが6度入れ替わった大激戦を制した。

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2022年9月11日のニュース