カザフスタン出身の新十両・金峰山が白星発進 大学時代に敗れた同学年の欧勝馬に雪辱

[ 2022年9月11日 15:40 ]

大相撲秋場所初日 ( 2022年9月11日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所初日>取組に臨む金峰山(撮影・西海健太郎)
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 カザフスタン出身の新十両・金峰山(25=木瀬部屋)が欧勝馬(25=鳴戸部屋)を押し出して白星発進とした。

 突っ張ってから左上手を取りに行き、最後は相手が引いたところを前に出て押し出した。突き押しでも四つでも取れる万能タイプ。「何も考えてないけど前に出ようと」と体が自然に反応した。

 同学年の2人はプロでは初顔だが、学生時代に一度だけ対戦。一昨年の全国学生選手権の個人戦準決勝で欧勝馬に上手出し投げで敗れていた。「インカレで負けているので嫌なタイプの相手」と警戒するライバルを破って好スタート。今場所の目標は「腰を下ろして前に出る自分の相撲を取るだけ。ケガしないように頑張りたい」と無欲を強調した。

 ◇金峰山 晴樹(きんぼうざん・はるき)本名=バルタグル・イェルシン。1997年6月24日生まれ、カザフスタン出身の25歳。元横綱・朝青龍の紹介によって18歳で来日し、日出高(現・目黒日大高)に転入。日大で相撲を始め、3年時に全国学生体重別大会135キロ以上級準優勝、全日本選手権準優勝。4年時に全国学生体重別大会135キロ以上級優勝、東日本学生選手権優勝、全国学生選手権3位。21年九州場所、三段目100枚目格付け出しで初土俵。22年春場所で幕下優勝。1メートル92、176キロ。

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