明大 ヒヤヒヤ白星発進、石田救った 途中出場の主将が不安一掃トライ

[ 2022年9月11日 05:15 ]

関東大学ラグビー対抗戦Aグループ   明大33―22筑波大 ( 2022年9月10日    駒沢 )

<明大・筑波大>試合後の会見で笑顔を見せる明大の伊藤(左)と石田
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 開幕し、2季ぶり19度目の対抗戦制覇を狙う明大は33―22で筑波大を下して白星発進した。後半13分に19―19と一時同点と苦戦したが、同17分にFB安田昂平(2年)が勝ち越しトライ。コンディション不良から復帰したWTB石田吉平主将(4年)が途中出場で流れを引き寄せ、自らも試合を決定づけるトライを奪った。早大は青学大に38―8で勝利した。

 明大を救ったのは主将だった。石田は19―12で迎えた後半開始から途中出場。相手に詰め寄られ、仲間たちの重苦しい雰囲気を感じ取った。「焦りと緊張で顔がこわばっていた。チームをまとめることにフォーカスした」。積極的な声掛けで落ち着かせ、自らは26―22の同37分にダメ押しトライを奪った。

 この日が約2カ月ぶりの試合出場。まだ万全ではないというが、「歴代主将に恥じないような献身的なプレーをし続けたい」との責任感が背中を押している。神鳥監督も「積極的に話す意思が見られる」と称えた。見据えるは対抗戦Vと4季ぶり14度目となる大学選手権の頂点。主将は「チームを引っ張って日本一に導きたい」と表情を引き締めた。

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2022年9月11日のニュース