西郷真央 優勝ならずも64の猛チャージでメジャー自己最高3位「全力で楽しんでプレーできた」

[ 2022年7月25日 00:22 ]

米女子ゴルフツアー エビアン選手権最終日 ( 2022年7月24日    フランス エビアン・リゾートGC=6527ヤード、パー71 )

ファイナルラウンド18番、ラウンドを終えM・サグストロム(左)とハグする西郷真央(撮影・西尾 大助)
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 首位と9打差の15位から出た西郷真央(20=島津製作所)は9バーディー、2ボギーの64と伸ばし、通算15アンダーの3位に入った。競技を終えた選手ではトップでホールアウトしたが、後続のブルック・ヘンダーソン(カナダ)が通算17アンダーで優勝、ソフィア・シューベルト(米国)が通算16アンダーで2位となったため2打届かなかった。「もう少しだったというのはあるんですけど、全力で楽しんでプレーをできたのでそこは評価したいです」と振り返った。

 前半で4つ伸ばした西郷は10番をボギーとするも、11番パー4で第2打を1メートルにつけてバウンスバック。12番では3メートルのチャンスを沈めて右拳を握った。スタート時のトップとの9打差はみるみる縮まる。14、15番で3度目の連続バーディーを奪うと、16番でついに首位に並んだ。最終18番パー5では2オンに成功。10メートルの複雑なラインを読み切り、2パットで9個目のバーディー。猛チャージでクラブハウスリーダーとなった。

 第2ラウンドではホール間移動中に、自身の乗ったカートが大会関係者を乗せた乗用車と衝突。その後には傾斜、番手などの攻略法を記したノートを紛失した。アクシデントにも奮起し、決勝ラウンドで60台を並べた。「1打でもいいスコアを。せっかくのメジャーなので、まずは楽しくプレーしたい」と話していた20歳。初のメジャー制覇こそ届かなかったが、世界最高峰の舞台で躍動した。

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2022年7月24日のニュース