小祝　カップ破壊の衝撃“ダンクイーグル”初の地元Vへ2差2位「こういうこともあるんだなあ」

女子ゴルフツアー　大東建託いい部屋ネット・レディース第3日 （ 2022年7月23日    北海道　滝のCC＝6560ヤード、パー72 ）

7番、ティーショットを放つ小祝（撮影・会津　智海）
Photo By スポニチ

　首位に4打差の3位から出た地元北海道出身の小祝さくら（24＝ニトリ）が67とスコアを伸ばし、首位に2打差の通算15アンダー、2位に浮上。5月のリゾート・トラスト・レディースに続くツアー通算8勝目へ好機を迎えた。首位から出た同じ北海道出身の菊地絵理香（34＝フリー）が通算17アンダーで首位を堅持。三ケ島かな（26＝ランテック）が小祝と同じ2位から昨年11月のツアー選手権に続く2勝目を狙っている。

　起死回生の“ダンクイーグル”は打ち上げの13番パー4で生まれた。自身初の地元Vを目指す小祝が50度のウエッジで打った残り100ヤードの第2打は、カップの右壁を破壊しながらノーバウンドでガシャン。一瞬にして沸き立った地元ファン。この一打で3メートル前後のバーディーチャンスをことごとく外した中盤の沈滞ムードを吹き飛ばし、首位を快走する地元の先輩・菊地に再び肉薄した。

　「今までカップに入って出ちゃうことがあって、何で入ってくれないんだろうと思ってたんですけど、今週は1週間で2回も。こういうこともあるんだなあと思いました」

　大会初日の14番パー5では第3打がワンバウンドでカップに飛び込み、ガシャン。今季18試合57ラウンドでわずか1個しかなかったイーグルがこの3日間で2個飛び出し、自然と気持ちも前向きになる。「何が起こるか分からないのでしっかり自分のゴルフを」。首位とは2打差。追い風を感じて最終日を戦う。