逸ノ城 宇良に勝って3敗死守! 賜杯の行方は結びの照ノ富士次第

[ 2022年7月24日 16:58 ]

大相撲名古屋場所千秋楽 ( 2022年7月24日    ドルフィンズアリーナ )

寄り切りで宇良(右)を破る逸ノ城(撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 大相撲名古屋場所は24日、名古屋市のドルフィンズアリーナで千秋楽の取組が行われ、横綱・照ノ富士と優勝争いトップを並走している西前頭2枚目・逸ノ城は平幕・宇良に勝って12勝目。3敗を死守し、結びの照ノ富士と大関・貴景勝の一番を待つことになった。照ノ富士が勝てば優勝決定戦になり、敗れれば逸ノ城の初優勝が決まる。

 逸ノ城は今場所、4日目に貴景勝、5日目には照ノ富士を破る金星を挙げ、6日目には御嶽海も破り無傷の6連勝。7日目に正代に敗れて連勝がストップしたが、13日目までに11勝2敗と安定した相撲を見せた。14日目は明生に寄り切りで破れ3敗目を喫し、ショックが大きかったのか取材に応じず引き揚げたが、自力で初優勝をつかめる状況で千秋楽に臨んでいた。

 逸ノ城は横綱と2大関を破ったことが評価され、3回目の殊勲賞受賞が決定していた。

 ▽優勝ライン
 14日目に2、3、4敗力士が全員負けたことで名古屋場所の優勝ラインは12勝以下となることが確定した。今年春、夏場所はともに12勝3敗で優勝。3場所連続で12勝以下での優勝となると72年初場所(11勝4敗・栃東)、春場所(12勝3敗・長谷川)、夏場所(12勝3敗・輪島)以来で、15日制導入後では2度目の“低レベル”の争い。ちなみに11勝での優勝となると17年秋場所の日馬富士以来4回目となる。

続きを表示

2022年7月24日のニュース