服部道子氏 悪循環に陥った渋野 “苦手”の実戦練習増やして打開策を

[ 2022年7月24日 02:30 ]

米女子ゴルフツアー エビアン選手権第2日 ( 2022年7月22日    フランス エビアン・リゾートGC=6527ヤード、パー71 )

第2ラウンド18番、ホールアウトする渋野(撮影・西尾 大助)
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 【服部道子 メジャーの風】嫌な予感が当たってしまいました。初日に出遅れた渋野選手が、2日目もスコアを崩して予選落ちしました。

 このコースはアンジュレーションがあって、左足下がりや爪先下がりなどいろいろなライから打たされます。グリーンも砲台で、高い球が要求されます。でも、渋野選手はスイングの再現性を求め、以前よりもトップの位置が低くなっています。トップとボールの間がある程度離れていないと、自分で動いて飛ばす必要が出てくるので、軸がずれてショットが安定しなくなります。

 そのうち短いアイアンもしっかりミートできなくなって、フラットなところから打てるドライバーショットまで曲がる悪循環に陥った感じでした。

 彼女が今、一番苦手にしているのは左足下がりのライと高い球だと思います。ただ、そういうコースは米ツアーには多い。トップの位置を急に高くする必要はありませんが、そうしたライや高い球が求められるコースでの実戦練習を増やすことで、何が自分のスイングに足りないのか打開策が見えてくるはずです。(プロゴルファー)

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2022年7月24日のニュース