東大生・須山が5勝締め「15日間戦い抜く集中力をつけないといけない」初めての場所でプロの厳しさ実感

[ 2022年7月24日 12:50 ]

大相撲名古屋場所千秋楽 ( 2022年7月24日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

<大相撲名古屋場所千秋楽>押し出しで大凛山を破り5勝目をあげ引き揚げる須山 (撮影・奥 調)
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 現役東大生の序ノ口・須山(24=木瀬部屋)が大凜山(18=荒汐部屋)を押し出して5勝2敗でデビュー場所を取り終えた。

 立ち合い低く当たってもろハズで一直線に押し出し。「取りたかった相撲が取れました」。基本に忠実な攻め方で納得の内容だった。5勝2敗という成績については「実力通りだと思います」と冷静に分析。敗れた2番の東俊隆(23=玉ノ井部屋)と一翔(18=立浪部屋)とは明らかに力が違った。「上に上がるにはまだまだだと思うので」。自身の現状を把握した上で「一日一日集中して頑張っていきたい」と前を向いた。

 初めての本場所7番を取り終え「長くは感じましたね」と振り返った。部屋の兄弟子・徳勝龍の付け人を務めながら、空いた時間には計3回のオンライン授業を受けてレポートの作成にも勤しんだ。地方場所ならではの生活リズムの違いも体感。「しっかり15日間戦い抜く集中力をつけないといけないと思いました」。力士人生は始まったばかり。これから“プロ仕様”の体力、集中力を養っていく。

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2022年7月24日のニュース