水戸龍が新入幕確実に 鳥取城北高の同級生・照ノ富士、逸ノ城と幕内で「当たれたらおもしろいな」

[ 2022年7月24日 21:20 ]

大相撲名古屋場所千秋楽 ( 2022年7月24日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

水戸龍
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 十両の水戸龍(28=錦戸部屋)が幕内・志摩ノ海(33=木瀬部屋)を押し出して9勝目を挙げ、来場所の新入幕を確実にした。

 立ち合い左で張って右差しを狙い、右からいなして後ろを向かせて向き直るところを押し込んだ。そこで志摩ノ海の右足が俵を踏み越して勝負あり。新十両から4年半。念願かなえる大一番を制した。「体を動かしてくれる良い緊張感でしたね」とうれしそうに振り返った。

 幕内で初優勝を果たした逸ノ城(29=湊部屋)と横綱・照ノ富士(30=伊勢ケ浜部屋)とは12年半前に同じ飛行機で来日し、鳥取城北高でともに汗を流した仲。当時は「3人で大相撲入って関取になれたらいいなって話していた」という。現在は番付で差をつけられているが「2人は強くていいなと思うけど、別に悔しいとかは思わない」とマイペースを貫いてきた。それでも全く意識していないことはない。先に番付を上げていった盟友2人にようやく近づくことができ「当たれたらおもしろいな」と幕内の土俵での対戦を望んだ。

 水戸龍らをモンゴルでスカウトし、鳥取城北高で指導にあたったレンツェンドルジ・ガントゥクス氏(37)は「3人とも三役に上がってもおかしくないと思っていた。ちょっと時間かかったけど、同じ飛行機に乗ってきた3人の(幕内での)土俵入りを見られるというのは本当にうれしいです。感動をもらえます」と万感の思いを語った。

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2022年7月24日のニュース