【世界陸上】女子100メートル障害・福部真子「信じてくれた人たちに良い姿を」12秒96で準決勝進出

[ 2022年7月24日 04:54 ]

陸上・世界選手権第9日 ( 2022年7月23日    米オレゴン州ユージン・ヘイワードフィールド )

女子100メートル障害で準決勝に進出した福部(AP)
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 女子100メートル障害が行われ、初出場の福部真子(日本建設工業)は12秒96で5組4着となり、タイムによって準決勝へと進出した。

 最も速い反応速度で飛び出して加速。終盤にかわされて4位となったが、12秒台の好タイムで勝ち上がった。世界の大舞台でも「全く緊張せず、いつも通り楽しくいけた」と笑顔で振り返った。

 広島皆実高時代、ちょうど10年前にバルセロナで開催された世界ジュニアに出場した福部。全国高校総体で3連覇を果たし「天才」と称されることもあったが、その後は周囲の期待とは裏腹に伸び悩んだ。

 苦しみながらも、自分を信じて前へと進み、今年の日本選手権を制覇。再び世界への切符を手にした。

 「諦めなくて良かったなと言うのが率直な気持ちです。家族に恩返しがしたいし、たくさんの人に、結果が出ないときも声を掛けてもらった。自分が信じられない部分もあったけど、それでも私を信じてくれた人たちに良い姿を見せたい」

 日本記録保持者の青木益未(七十七銀行)とともに予選通過。よりハイレベルな戦いに向け「明日、もう一段階上げたい」と意気込んだ。

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2022年7月24日のニュース