日本が女子サーブル団体初の銅メダル獲得 24年パリ五輪へ、江村美咲「これからも新しい歴史を」

[ 2022年7月24日 11:07 ]

フェンシング世界選手権女子サーブル団体で銅メダルを獲得した日本の(左から)福島史帆実、尾崎世梨、小林かなえ、江村美咲(日本フェンシング協会提供)
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 フェンシングの世界選手権最終日は23日、エジプトのカイロで団体2種目が行われ、女子サーブルで日本(江村美咲、福島史帆実、尾崎世梨、小林かなえ)は3位決定戦でスペインを45―43で下して銅メダルを獲得した。38―40で迎えた最終第9ピリオドにアンカーの江村が逆転した。日本の同種目団体でのメダル獲得は初めて。

 準々決勝で米国に45―33で快勝した日本は準決勝で世界ランク1位のフランスに43―45で逆転負けを喫して決勝進出を逃した。フランス戦ではリードを守れなかった江村だが、3位決定戦では気持ちを切り替え、個人金メダリストの意地と実力を示した。

 江村は日本協会を通じて「準決勝で最後に逆転されてしまったのは本当に悔しかったです。でもそこから切り替えてメダルを獲得できたので最後は笑って終わることができました。今シーズンは団体戦で金メダルこそ獲得できていませんが、初めての団体戦でのメダル獲得から世界選手権を合わせて3つのメダルを獲得し、自分たちでもオリンピックへの手応えを感じています。このメンバーでこれからも新しい歴史を作っていきたいです」などとコメントを寄せた。

 男子フルーレの日本(敷根崇裕、松山恭助、飯村一輝、鈴村健太)は準々決勝で地元エジプトに45―31で快勝したが、準決勝はイタリアに33―45で完敗。3位決定戦でもフランスに45―30で敗れ、メダル獲得はならなかった。日本は今大会で計4つのメダルを獲得大会の獲得。1大会のメダル獲得数は過去最多となった。

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2022年7月24日のニュース