渋野日向子がフランス初上陸、21日開幕エビアン選手権へ、マレット型パター導入

[ 2022年7月21日 01:08 ]

プロアマに出場する渋野日向子(撮影・西尾 大助)
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 女子ゴルフの今季メジャー第4戦、エビアン選手権は21日からフランスのエビアン・リゾートGC(6527ヤード、パー71)で開幕する。体調不良で途中棄権した先月の全米女子プロ選手権以来の出場となる渋野日向子(23=サントリー)は20日、プロアマ戦に出場し9ホールを回った。「トレビア~ン」「メルシ~」も連発。初上陸したフランスで笑顔が弾けた。

 「印象としては宮里藍さんの引退試合で見ました。コースは日本の山のコースに似た感じプラス、景色がめっちゃいい。ほぼ平坦なところから打つことがないなと気を付けながらやりました」。約1カ月ぶりの試合。「体調もかなり良くなってきて、いい状態で臨める。休憩もしたし、自分の体を取り戻すという感じでトレーニングもしました」。

 先週16日にフランス入り。花の都パリはトランジットのみだったため「ラウンジでダーーッてしながらサラダ食べて、スーパーフード食べてみたいな感じです」と笑った。到着後、現在もマッサージベッドの入った鞄がロストバッゲージ中だが「一番どうでもいいバッグだったので良かった(笑)」と渋野らしく前向きだった。

 また今週からパターを従来のピン型から「マレット型」に変更することも明かした。元々、プロになる前はマレット型を愛用し、渋野自身も好きだったという。グリップや角度は同じものを用意。「自分のクセとかを直すためにピン型を使っていた。気分転換というのも変ですが、しばらく替えてみようというその初戦です」。

 特に強風が吹くシチュエーションでは「マレット型の方が安定感がある」と言う。次週から出場予定のスコットランドオープン、AIG全英女子オープンも念頭に置いた変更だ。まずは傾斜が多く、レマン湖に向けて芝目がきつくなる今週、新パターでグリーンを攻略する。 

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2022年7月20日のニュース