6戦全勝の金峰山「何も意識してない」 吉井「稽古の発表会と思って」 幕下Vかけ13日目決戦へ

[ 2022年7月20日 16:24 ]

大相撲名古屋場所11日目 ( 2022年7月20日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

 カザフスタン出身の西幕下筆頭・金峰山(25=木瀬部屋)が時疾風(25=時津風部屋)を突き倒して6戦全勝とした。

 長い腕を生かした強烈なのど輪で圧倒した。「相手が左四つで胸から来るから突っ張るしかないと思った」と作戦通り。来場所の新十両昇進はほぼ確実な状況で、幕下優勝がかかる最後の一番へ向けては「何も意識してないです。頑張ります」と無欲を強調した。

 もう一人の全勝は元中学横綱の吉井(18=時津風部屋)。激しい攻防の末、攻め続けて朝興貴(31=高砂部屋)を押し出した。

 16歳で幕下に昇進した逸材はここ1年負け越しや膝のケガなどで苦しんだが「何かを変えなきゃずっとこのままだと思った」と土俵に向かう意識を変えた。「“勝たないと”という気持ちより、自分のできることをやって勝てたらいい」と思い詰めすぎず気楽に臨むようにした。「今まで通り、稽古してきたことの発表会だと思って頑張りたい」とこちらも無欲で最後の一番に臨む。

 2人は13日目に直接対決が組まれることが予想される。

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2022年7月20日のニュース