優勝賞金1000万円に増額 国内最大級ポーカーイベント「TPC第4回大会」メインTは岡本詩菜さん初V

[ 2022年7月20日 04:55 ]

第4回TPC/Top of Poker Championshipメイントーナメントで優勝した岡本詩菜さん
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 優勝賞金が1000万円にアップし、賞金総額も2500万円になった国内最大級のポーカーイベント「TPC/トップ・オブ・ポーカーチャンピオンシップ」第4回大会(主催=JPL株式会社、運営=TPC実行委員会、後援=スポーツニッポン新聞社)のメイントーナメントDAY3ファイナルが18日、大阪・西梅田のTKPガーデンシティ大阪梅田で行われ、岡本詩菜さん(32、ポーカー名=しいな)が初優勝し、優勝賞金1000万円を獲得した。

 日本人賞金No・1プロポーカープレーヤーの「つぐ兄」こと、當眞嗣成がスーパーアドバイザーを務める同大会は、全国から約2万人がエントリー。サテライトイベントを経て、15、16日に行われたメイントーナメントDAY1に650人が出場し、勝ち上がった80人が17日に行われたDAY2に進出。その後、DAY3ファイナルに出場した9人が熱いゲームを繰り広げる中、岡本さんと同じく初出場の川内隆さん(29、ポーカー名=カワウチ)と約3時間のヘッズアップを制して初優勝した。ポーカー歴2年半という岡本さんは都内の会社で働いており、もともとボードゲームが好きで、ゲーム仲間から誘われてポーカー好きになったという。

 「メイン級の国内イベントで優勝したことがなかったので、(国内では)それを目標にして頑張ってきて、ようやく優勝できて良かったです」と、激戦を制した岡本さんは笑顔で喜びを伝えた。ポーカーの主戦場は国内に限らず、海外にも広げており「先日もラスベガスに行ってきましたが、良い成績が残せなかったですね。次は8月にEPT(欧州ポーカーツアー)バルセロナに行こうと思っています」と話す。

 将来の目標について聞いてみると「トーナメントが好きで、将来、EPTやWSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)とか、ポーカーの世界的トーナメントに出場して優勝できるようになりたいです。そのためにも頑張ってポーカーの勉強もしていきたいです」と、TPCの優勝をステップにしてさらなる活躍を誓った。

 大会終了後、イベント企画者の當眞に話を聞くと「メイントーナメントで女性が優勝することがなかなかないので、とてもうれしいですね。優勝した岡本さんさんは1人でも海外に遠征したりするプレーヤーで、ぜひ来てほしい!と声を掛けさせていただきました。今回(メイントーナメントの)優勝賞金も1000万円にアップさせていただき、優勝したのが岡本さんだったこともあり、良かったです」と、アップデートした第4回大会で新たな歴史をつくれたことを喜んだ。

 次回10月に開催を予定している第5回大会については「今大会に獲得賞金34億円超えの世界的プレーヤーのスティーブ・オドワイヤーを招致することができました。スティーブとは海外トーナメントで仲良くしており、(自分が)今年5月にEPTに行った時に声を掛けさせてもらって、行くよ!って言ってくれました。しかし、コロナの影響もあり、現在日本へ渡航するのにはビザが必要なんですね。そうした手続きをしてくれて来てくれたことが本当にうれしかったし、イベントを盛り上げてくれて本当にありがたかったです。次回の第5回大会もさらに多くのプレーヤーの方が参加すると思いますし、どんどん強いプレーヤーが集まると思います。会場も今回の1・5倍ぐらいにして皆さんに楽しんでいただきたいです。今後の大会で、世界的なプレーヤーを誘致したいですし、芸能界からもポーカー好きのプレーヤーを招待して開催していきたいですね」と、TPCの次回大会以降でさらなるアップデートを図っていくことを約束した。

 【DAY3ファイナルテーブル順位(敬称略)】優勝=岡本詩菜、2位=川内隆、3位=新ケ江大樹(ポーカー名・ダイキ)、4位=井上明(同・あきら)、5位=小川知哉(同・岡山パンピー)、6位=當眞嗣成(同・つぐ兄)、7位=豊島明久(同・あきまる)、8位=山東楓(同・カエデ)、9位=青木貴矢(同・せーや)

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