北京パラ 夏経て日の丸アスリート 二「冬」流の挑戦 アルペンスキー・村岡 主将が連覇の“ゴール”へ

[ 2022年3月5日 05:30 ]

北京冬季パラリンピックの公式練習で滑走する村岡桃佳
Photo By 共同

 二刀流のエースと言えば、アルペンスキー女子座位の村岡桃佳(25=トヨタ自動車)だ。旗手を務めた前回18年平昌大会では金を含む5つのメダルを獲得。今回は日本選手団の主将として、日の丸をけん引する。

 4年前との景色は違う。東京パラリンピックを目指し、19年4月から陸上競技に挑戦。陸上に専念するため、2年半は雪上練習をしなかった。世界のライバルも実力を上げ、「いなかった2年半の時間の長さを感じた」。それでも、陸上で鍛え上げた体幹が生かされ「荒れた雪面でも安定して滑ることができている」と相乗効果もあった。北京パラは「二刀流挑戦のゴール」と位置付けている。狙うは2大会連続金メダル。5日、滑降に出場する。

 ◇村岡 桃佳(むらおか・ももか)1997年(平9)3月3日生まれ、埼玉県出身の25歳。正智深谷高―早大。トヨタ自動車所属。病気の影響で4歳から車いす生活。冬季パラリンピックは14年ソチから3大会連続出場。

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