池江 女子100自由形Vも涙「去年から成長していない」、派遣標準記録届かず

[ 2022年3月5日 05:30 ]

競泳 国際大会日本代表選考会第3日 ( 2022年3月4日    東京辰巳国際水泳場 )

<競泳国際大会日本代表選手選考会女子100メートル自由形決勝>インタビューで涙を流す池江(撮影・西海健太郎)
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 女子100メートル自由形は池江璃花子(21=ルネサンス)が54秒02で優勝したが、個人種目の派遣標準記録に0秒06届かなかった。

 レースを終えると、池江はしばらくプールから上がれず、うつむいたまま肩を震わせた。テレビインタビューでは「自分が情けなくて。去年から全く成長していないし、なんか…。この1年間頑張ってきたのになんでだろう」と涙。取材エリアでは立ち止まらず、西崎コーチに肩を抱かれながら号泣してプールを後にした。

 狙っていたのは53秒台中盤。東京五輪代表選考会を兼ねた昨年4月の日本選手権のタイムにも0秒04遅れた。今季の目標は17年世界選手権以来5年ぶりの個人種目での世界大会出場。2日の女子50メートルバタフライも派遣標準に届かず、3日は出場を予定していた女子200メートル自由形を棄権。この日の結果でメドレーリレーで代表入りする可能性はあるが、個人種目での世界切符獲得は大会最終日の5日に出場予定の女子50メートル自由形、女子100メートルのバタフライに持ち越された。

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2022年3月5日のニュース