桃田賢斗、今年初の海外遠征へ出発「地に足をつけて納得いくプレーを」16日から全英OP

[ 2022年3月5日 11:13 ]

欧州遠征の出発前に取材に応じるバドミントン男子シングルスの桃田賢斗
Photo By スポニチ

 バドミントン日本代表が5日、成田空港発の航空機で今年初の国際大会となる欧州遠征に出発した。昨年12月の世界選手権を腰痛で欠場した男子シングルスで世界ランク2位の桃田賢斗(NTT東日本)は「今は普通にプレーできています」と回復を強調。「感覚的にも悪くない。去年の連戦からケガで離脱してしまったので、今大会でばん回できるように頑張りたい」と意気込んだ。

 8日からドイツオープン、16日から全英オープンが行われる。桃田は昨年3月の全英オープンで交通事故から国際大会に復帰。それから1年が経過した。「去年の全英オープンはあまり自分の納得いくプレーができなかったので、今年は気持ちをしっかり持ってというか、地に足をつけて自分の納得いくプレーをしたいなと思います」と冷静に語った。

 2月には北京冬季五輪が行われ、同世代のフィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が印象に残ったという。「3連覇を狙う立場というのは、どういうメンタルで試合に入るのかなと思っていた」と精神面を参考にしていたと言い「メダルは獲れなかったんですけど、五輪の主役だったんじゃないかなという印象を受けました。凄いなと思いました」と自らの挑戦を貫いた姿勢に感銘を受けた様子だった。

 絶対王者として君臨し続けた桃田だが、ライバルが増え、勢力図も変わりつつある。「1試合1試合、紙一重の戦いになるのは前と変わらない」と話した桃田は「試合が少ない分、試合に入るまでのリズムはつかみづらいので、しっかり一つ一つ丁寧に、でも神経質になりすぎず、自分と向き合いたい」と決意を語った。

続きを表示

2022年3月5日のニュース