日本は4位 スーツ規定違反は1人だけ スキージャンプW杯混合団体

[ 2022年3月5日 01:40 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ混合団体第2戦 ( 2022年3月4日    ノルウェー・オスロ ヒルサイズ=HS134メートル )

高梨沙羅(AP)
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 2月の北京五輪と同じ高梨沙羅(25=クラレ)、佐藤幸椰(26=雪印メグミルク)、伊藤有希(27=土屋ホーム)、小林陵侑(25=土屋ホーム)の4人で挑んだ日本は、計847・5点で4位だった。五輪では高梨がスーツ規定違反により1回目に失格処分を受けた影響もあり、4位でメダルにあと一歩届かず。今回もメダルには届かなかったが、4人全員が2度のジャンプをしっかり飛びきった。

 高梨は混合団体でメダルを逃した責任を1人で背負い込み、自身のインスタグラムに引退をほのめかす言葉を記すなど、一時はどん底まで追い込まれた。五輪後は日本に帰国せず、直接渡欧。W杯再開初戦は回避したが、2日の個人第14戦で復帰を果たすと、いきなり今季2勝目を挙げて復活を遂げた。3日の個人第15戦は4位にとどまったが、3日連続の試合となったこの日は1番手を任され、1回目に123メートル、2回目に118・5メートルをマーク。失格の悪夢を振り払った。

 混合団体の今季最終戦として行われた試合は、日本や五輪金メダルのスロベニアなど、計8カ国が参戦。北京五輪では高梨を含む女子選手計5人がスーツ規定違反で失格処分を受ける異常事態となったが、計32人が2回ずつ飛んだこの日は、フィンランド1番手の女子選手1人が失格処分を受けるにとどまった。

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2022年3月5日のニュース