北京パラ 夏経て日の丸アスリート 二「冬」流の挑戦 スノボ・小須田 師の激励胸に「最高の滑りを」

[ 2022年3月5日 05:30 ]

2021年9月にスイスで合宿を行った、スノーボード男子大腿障害の小須田潤太(オープンハウス提供)
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 スノーボード男子で大腿障がいの小須田潤太(31=オープンハウス)は師匠へ吉報を届ける。昨夏の東京パラでは陸上男子走り幅跳び(義足T63)で7位に入った夏冬二刀流。初の冬の大舞台では「最高の滑りで、表彰台を狙う」と見据えている。

 21歳の時、交通事故が原因で右足の大部分を失った。そんな時、なんとなく参加したというランニングクリニックで出会ったのが、パラ陸上男子の山本篤(39=新日本住設)だった。山本はパラに夏季4度、冬季にはスノーボードで1度出場した二刀流だ。小須田は山本の背中を追い、夏冬両方に挑戦。北京へ向かう前には山本から「しっかり表彰台見据えて頑張って」と言葉をもらった。師匠の思いも胸に、滑走する。

 ◇小須田 潤太(こすだ・じゅんた)1990年(平2)10月5日生まれ、埼玉県出身の31歳。埼玉・所沢中央高卒。オープンハウス所属。大腿障がい。18年からパラスノーボードの大会に出場。

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2022年3月5日のニュース