18番はバンカー内で左打ち ナイスパーフィニッシュの渡辺彩香が首位で最終日へ「明日へ大きな一打」

[ 2022年3月5日 20:06 ]

女子ゴルフ ダイキン・オーキッド・レディース第3日 ( 2022年3月5日    沖縄県 琉球GC=6590ヤード、パー72 )

<ダイキンオーキッドレディース・3日目>18番、パターを使ってバンカー内後方にボールを出す渡辺彩香 (撮影・西尾 大助)
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 2位から出た渡辺彩香(28=大東建託)が1イーグル、2バーディー、1ボギーの69で回り通算10アンダーに伸ばし、黄アルム(34=韓国)とともに首位に並んだ。

 渡辺は終盤2ホールで大歓声を浴びた。首位と3打差で迎えた17番パー4では残り102ヤードから58度のウエッジで放り込み「セカンドは完ぺきなショットを打てた。結果的に入ってくれたのはラッキー」。会心のイーグルで、そのホールでボギーを叩いた首位の黄アルムに追い付いた。

 18番パー5では第2打がグリーン左のバンカーへ。壁のようにそそり立ったアゴの近くに止まる大ピンチとなったが、パターを使い左打ちで、バンカー内の打ちやすい位置に移動させ、最後は3メートルのパットを沈めて観客席をわかせた。

 ナイスパーで首位のままホールアウトした渡辺は「本当に素晴らしいパーを取ったと自分でも思う。明日に向けて大きな一打になった」と振り返った。

 20年6月の昨季初戦アース・モンダミン・カップ以来のツアー5勝目は目前。勝てば2季連続開幕戦制覇となる。最終日に向けて「優勝を意識する位置なので、勝ちたいという気持ちの中でいかに冷静にプレーできるかが大事だと思う」と静かに闘志を燃やした。

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