水谷隼氏「チャンスだと思った」 東京五輪混合ダブルスの舞台裏明かす!美誠の“未読スルー”には困惑

[ 2022年3月5日 20:41 ]

東京五輪卓球混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷(右)&伊藤ペア
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 元プロ卓球選手の水谷隼氏(32)が5日放送のTBS「炎の体育会TV」(後6・51)にVTR出演。伊藤美誠(21)とのペアで金メダルを獲得した東京五輪卓球混合ダブルスを振り返り、ドイツペアとの準々決勝で“奇跡の大逆転勝利”をつかみ取った要因を明かした。

 混合ダブルス準々決勝でドイツペアと対戦した水谷&伊藤ペアは最終ゲーム、2―9と追い込まれ絶体絶命の大ピンチ。しかし、ここから追い上げ相手にマッチポイントを7度握られながらも、16―14で逆転勝利を手にした。

 この日本卓球史に残るであろう勝利に水谷は「過去の卓球人生を振り返っても、あそこまでの逆転劇は記憶にないです」とコメント。同じくVTR出演した伊藤も「めぐり合わせてくれた奇跡みたいな。卓球やってて一生あるかないかの戦いだったと」と振り返った。

 そして水谷は大逆転勝利に繋がった要因として相手ペアの“油断”があったと指摘。「(9―2となり)ドイツ選手がもう勝ったんじゃないかという(気持ち)が表情に現れたのを見て、もしかしたらここは付け入るチャンスなんじゃないかと思った」とこの一瞬のスキを見逃さなかったことが大きかったと明かした。

 このように感じたのは自身が16年リオ五輪男子団体決勝で中国の許キンと対戦した際、最終ゲーム7―10と追い込まれながらも逆転勝利した経験があったからだと説明。「あの時の許キンも(マッチポイントになって)勝ったなと雰囲気が和らいだですよね」と当時を振り返り、ピンチをチャンスに変えることが出来たとした。

 また、水谷は伊藤について「東京五輪終わって次の日ぐらいに連絡とったんですけど、そのあとは全然連絡とってなくて。この前(伊藤が)全日本選手権(22年1月30日)で優勝したから、『おめでとう』ってメッセージを送ったら全然既読にならなくて…連絡返ってこないんですよ。かわいそうですよね。『おめでとう』って送ってるのに」とボヤいていた。

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2022年3月5日のニュース