ラグビー神戸 不戦敗含め3連敗…遠のくプレーオフ進出 コロナ禍での4週間ぶり実戦は大差で完敗

[ 2022年3月5日 05:30 ]

ラグビーリーグワン第8節   神戸17-56東京SG ( 2022年3月4日    秩父宮 )

<東京SG・神戸>後半ロスタイム、スクラムを押されて最後のトライを取られた神戸(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 神戸は東京SGに5トライ差の17―56で敗れ、自チームの新型コロナウイルス陽性者判明による不戦敗2試合を含む3連敗を喫した。公式戦での東京SG戦の連勝も4でストップした。2勝6敗の勝ち点11で、プレーオフ出場圏内の4位埼玉とは勝ち点11差と苦しい戦いが続いている。東京SGは勝ち点を33まで伸ばした。

 プレーオフ進出を考えれば、これ以上は負けられない一戦だったが、東京SGに完敗。SH日和佐は「何もさせてもらえなかった」と試合を振り返った。

 前半11分にゴール前5メートルのラインアウトからモールで押し込み、フッカー平原が先制トライを奪ったが、そのわずか3分後、CTBケレビのトライなどで逆転を許してからは一方的な試合展開に。勝負どころでハンドリングのミスが目立った。

 チーム内に新型コロナの陽性者が発生し、先月19日のトヨタ戦、同26日の大阪戦は不戦敗。試合のなかった週も含めると4週間ぶりの実戦だった。チーム練習を再開したのは同27日。首位争いを繰り広げる東京SGとは臨戦過程でも大きな差があったとはいえ、ディロン・ヘッドコーチは「難しい状況だったが言い訳にならない。単純に悔しい」とショックを隠せない様子だった。

 来週中にも南アフリカ代表として19年W杯優勝に貢献したCTBルカニョ・アムが来日。早ければ、20日の静岡戦でリーグワンデビューする。ここが踏ん張りどころだ。

続きを表示

2022年3月5日のニュース