目黒学院、鉄壁発進　屈強タックラー軍団、都予選から5戦連続トライ許さず

第101回全国高校ラグビー大会1回戦   目黒学院40－3山形中央 （ 2021年12月28日    花園 ）

＜山形中央・目黒学院＞前半、ディフェンスを弾き飛ばして突進する目黒学院・ポルテレ（撮影・北條　貴史）
Photo By スポニチ

　33―3とリードしても最後まで気を緩めなかった。目黒学院は後半12分、トンガからの留学生フランカー、ポルテレが危険なプレーでシンビン（7分間退場）。1人少ない状況で自陣でインターセプトを喫し、相手WTB森本に独走された。だが、同じくトンガ人留学生のWTBサーフが80メートル以上を追いかけ、ゴール前5メートルでタックル。さらに2人が素早く戻って相手反則を誘い、トライを許さなかった。

　東京都予選4試合を無失点で突破も、前半15分にPGで今季初失点。しかし、前後半とも最初のトライはターンオーバーで誘った反則が起点と、持ち味のディフェンス力は健在だった。毎日の練習メニューに必ずタックルを入れたCTB新沢主将は「エース（のポルテレ）が抜けた中で焦ることなくプレーできたのはよかった。ノートライ？意地がありました」と胸を張った。