ウィザーズは連敗 12月は4勝9敗 ヒートは4連勝 レイカーズは連敗を5で阻止

[ 2021年12月29日 13:17 ]

今季3回目のトリプルダブルを達成したレイカーズのジェームズ(AP)
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 ブラドリー・ビール(28)や八村塁(23)ら7人が新型コロナウイルス感染防止のための健康安全プロトコルの対象になっているウィザーズは28日、敵地マイアミ(フロリダ州)でヒートと対戦。第3Q6分30秒に最大28点差をつけられながら、第4Qの残り28・4秒に5点差まで肉薄したが112―119(前半51―65)で敗れた。

 これで連勝のあと連敗となって17勝17敗。今季は序盤で一時東地区全体の首位に立ち、11月までは13勝8敗と好調だったが12月は4勝9敗と白星は伸びず、東地区全体で8位にまで順位を下げている。

 ヒート戦ではスペンサー・ディンウィディー(28)が24得点と11アシスト、カイル・クーズマ(26)が22得点、ダビス・バターンズ(29)が19得点を稼ぎ、チームの3点シュート成功率は40・5%(42本中17本)に達したが、ヒートの成功率(47・1%=34本中16本)はそれを上回った。

 ヒートもプロトコルの対象者や故障者が続出したためにウィザーズ戦では8選手だけで応戦。しかしベンチから出たタイラー・ヒーロ(21)が5本の3点シュートなどで両軍最多の32得点を稼ぎ、先発したジミー・バトラー(32)も25得点、8リバウンド、15アシストをマークしてウィザーズを振り切った。

 ヒートを率いて14シーズン目のエリック・スポールストラ監督(51)は通算629勝目(437敗)。ダグ・モー監督(元スパーズ、ナゲッツほか)を抜いて通算勝利数の歴代単独の25位に浮上した。

 一方、アンソニー・デービス(28)が膝を痛めて離脱しているレイカーズは敵地ヒューストン(テキサス州)でロケッツを132―123(前半67―59)で退けて17勝18敗。30日で37歳となるレブロン・ジェームズが32得点、11リバウンド、11アシスト、ラッセル・ウエストブルック(33)が24得点、12リバウンド、10アシストでともにトリプルダブルを達成して連敗を5でくい止めた。

 トリプルダブルはジェームズが今季3回目(通算102回目)でウエストブルックは7回目(同191回目)。なおプロトコルの対象となっているレイカーズのフランク・ボーゲル監督(48)は5試合連続でベンチには入らなかった。

 ロケッツは10勝25敗。ドラフト全体2番目に指名されたジェイレン・グリーン(19)がチーム最多の24得点を挙げたものの、これで5連敗となった。

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