ホリデーボウルがキックオフ4時間半前に中止 コロナを理由にUCLAが出場を辞退

[ 2021年12月29日 08:41 ]

ボウルゲームを巡って難しい判断を迫られているNCAAの本部(AP)
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 全米大学フットボールのホリデーボウルは28日午後8時にカリフォルニア州サンディエゴのペトコパークでキックオフを迎える予定だったが、出場するはずだったUCLAが午後3時半になって出場を辞退。試合開始4時間半前に中止となった。

 新型コロナウイルス感染への影響が辞退の理由。UCLAのマーティン・ジャーモンド体育局長は「ここまで必死に頑張ってきた選手には気の毒だと思う。しかし健康問題は最優先」と語っている。

 今季は39試合のボウルゲームが組まれているが、コロナの影響で中止となったのはホリデーボウルが5つ目。スポーツ専門局のESPNは、UCLAの複数の選手が新型コロナへの感染を理由にキャンパスのあるロサンゼルスからサンディエゴには帯同していないと報じている。

 なおノースカロライナ州立大は強豪校がそろうアトランッティック・コースト・カンファレンス(ACC)の所属だが、同カンファレンス所属のチームで今季のボウルゲームに出場する予定だった5校が、対戦相手などの辞退などによって試合をすることができなくなった。

 ボウルゲームはまだ全米王者を決めるプレーオフ準決勝などを残しており、全米大学体育協会(NCAA)は今後も難しい対応を迫られそうだ。

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2021年12月29日のニュース