福岡大大濠 前回王者破り王手!PG岩下が3Pシュート9本成功で38得点 最大16点差を大逆転

[ 2021年12月29日 05:30 ]

バスケットボール全国高校選手権 男子準決勝   福岡大大濠81-73仙台大明成 ( 2021年12月28日    東京体育館 )

3Pシュートを次々と決める福岡大大濠・岩下(背番号13) (C)JBA
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 男子は準決勝2試合が行われた。福岡大大濠は前回王者の仙台大明成(宮城)を81―73で下して決勝進出。PG岩下准平(3年)の38得点の活躍で、最大16点差を逆転した。

 シュートが面白いように次々とリングを射抜いた。福岡大大濠のPG岩下が3点シュート9本成功などで38得点。「3Pをしっかり狙っていこうと思いました。1本目当たって2本目立て続けにきたので思い切って打とうと思いました。絶対に大濠に流れを持ってきたいと思った気持ちのシュート」。エースの活躍で最大16点差をつけられた劣勢をはね返した。

 U―19のW杯に出場し、大きな相手との対戦を通して3Pの重要性を再認識した。「自分は180センチないくらいなので上で合わされて終わり。自分の長所である3Pをしっかり狙って今日みたいに点が取れたので、そこは成長したんじゃないかと思います」。片峯聡太監督は「ガードで歴代No・1」と絶大な信頼を寄せている。

 昨年は左膝前十字じん帯断裂の大けがで8カ月間、離脱した。膝に巻いていたサポーターを大会前に外すことができ、心身ともに万全な状態だ。決勝は岩下にとって2大会ぶりの舞台。「力不足で何もできなかった」という当時の雪辱をするチャンスが訪れた。「絶対に気持ちの部分でもディフェンスの部分でも負けずに、しっかり走り勝っていきたいと思います」と日本一に照準を合わせた。

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