横井ゆは菜が逆襲2位「演技することで自分が明るくなれるように」情熱のクイーン・メドレー

[ 2021年9月26日 18:42 ]

フィギュアスケート中部選手権最終日 ( 2021年9月26日    名古屋市・邦和スポーツランドアイスリンク )

シニア女子で準優勝した横井ゆは菜
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 女子フリーが行われ、SP7位だった18年全日本ジュニア女王の横井ゆは菜(中京大)が全体2位の125・08点をマーク。順位を大きく上げ、合計176・53点で準優勝した。新フリー「クイーン・メドレー」で全てのジャンプを着氷。最後は右拳でガッツポーズも見せた。「正直不安を抱えていたけど、気持ちで振り切って試合に臨めたので良かった」と振り返った。

 最近は、スケートを続ける意味を見失いかけていたという。その状態で迎えた今大会。この日、フリーを演じる前に「クイーン・メドレー」の「ウィー・アー・ザ・チャンピオンズ」の和訳を調べた。そこには「クヨクヨしてるヒマはない」という一節があった。「めっちゃクヨクヨしてるわって。明るい曲なのに、楽しくなさそうに滑ってもミスマッチだなと思って」。最後の3連続ジャンプを終えると、情熱のステップを踏んだ。

 今季はGPシリーズ・スケートアメリカにエントリーしている。「今のフリー終えて、試合への気持ちの持っていき方が分かった。やっぱりどうしても気分が落ち込むこともある。そのまま試合に持っていってはいけない」と語り「どんな状況、泣いてしまいたい時でも、演技することで自分が明るくなれるようにしたい」と今後を見据えた。

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2021年9月26日のニュース