競泳　14歳・山田美幸　女子50背泳ぎで2個目の銀メダル「少し悔しい」

東京パラリンピック第10日・競泳 （ 2021年9月2日    東京アクアティクスセンター ）

今大会2個目の銀メダルを首にかけられ笑顔の山田（撮影・光山　貴大）
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　2つめの銀メダルはほろ苦かった。100メートル背泳ぎで今大会の日本勢メダル第1号となった山田は、50メートルでもシンガポール選手に及ばなかった。「自己ベストが出なかったことがとてもショック。今回は金メダルを目指していたので少し悔しいです」と振り返った。

　それでも、午前の予選から上半身をテンポ良く動かすように修正し、決勝ではタイムを約2・5秒縮めた。まだ14歳で伸びしろは十分。24年パリ大会への意欲を問われると「大学受験と水泳の両立を目指したい」と中学生らしく答えた。

　51歳のレジェンド成田真由美から「楽しんでね」と激励の手紙をもらってレースへの励みとし、海外の選手と本気で泳いだ初出場の大舞台。「水泳をしていなかったら、普通の中学生では経験できない夏休みになったと思っています」と目を輝かせた。