車いすテニス・国枝「自分の100%が出た試合」3度目頂点へ自信のストレート勝ち

[ 2021年9月3日 05:30 ]

東京パラリンピック第10日 車いすテニス男子シングルス準決勝   〇国枝慎吾 6-3、6-2 リード● ( 2021年9月2日    有明テニスの森公園 )

<パラリンピック車いすテニス 男子シングルス準決勝>決勝進出を決め、ガッツポーズをする国枝(撮影・坂田 高浩)
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 何度も両手でガッツポーズ。「よっしゃー!」。国枝の勝利の雄叫びが、無観客の会場に響き渡った。金メダルを獲得した12年ロンドン大会以来の決勝進出で、銀メダル以上が確定。「今日は、僕の100%が出た試合」と自信に満ちあふれていた。

 序盤は劣勢の展開だった。第1セット第1ゲームはブレークを許し、第2ゲームも奪われる展開。それでも、世界ランキング1位の国枝に、焦りはなかった。「自分のテニスをしていたら、いつかは流れが来るでしょ」。第1セットを6―3で制し、第2セットは6―2で奪取。冷静な試合運びを披露した。

 ダブルスもこなし、タフな試合日程が続くが、疲れはないという。「やっぱり自国開催というのが、後押ししてくれているのかな。6歳くらい若くなった感じがする」。2大会ぶり3度目の頂点へ向け、決勝ではエフベリンク(オランダ)と対戦。「今日の(ような)テニスでぶつかりたい」と意気込んだ。

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2021年9月3日のニュース