ゴルフの楽しさを追い求めた短尺クラブのセットが話題

[ 2021年9月3日 05:30 ]

チップゴルフの安達哲治氏
Photo By 提供写真

 チューニングショップ「チップゴルフ」が販売している「短尺クラブ」のセットが話題になっている。「よりゴルフを楽しみながら上達できるクラブ作り」を追求し、「短い・軽い・軟らかい」クラブを開発。既成概念を覆すセッティングの理由に迫った。

 同店代表の安達哲治氏はブライソン・デシャンボーの登場により16年からワンレングスアイアンの研究に着手。パーツを組み合わせ何度もテストを繰り返すことで既製品への限界を感じ、そこからオリジナルシャフトの製作へと移った。「より良いものを」の観点から、ヘッドについては各メーカーと相談。フライハイトと共同開発した1W、三浦技研で詳細にカスタムした特注のアイアン、ウエッジにたどり着いた。

 「上達」「スコアアップ」という「楽しさ」を最優先するために、不要な内容は追わないのが同店のコンセプト。人気No・1の「安達セット」はパターを除いた全6本のセットで、1Wが41インチ、UTが36・5インチ、8I~PW、SWが35インチと長さは3種類だけ。クラブの距離感は20~30ヤード刻みにしており、「20~30ヤード刻みのクラブでマネジメントすると判断がすごく楽なのが分かってミスも減ることに気づくと思います。間の距離が欲しい時の練習もするでしょうし、これが上達の手助けにもなります。本数減効果は即効性もあり、隠れた意外な効果もあるんです」と説明する。

 「ラウンドでも調子の波が少なくなり、傾斜やさまざまなライ、状況下でも1日そこそこ当たって楽しいゴルフ、良いスコアが望めると思います。うまくなりたいと本気で思って努力と工夫をされている方に使ってほしいですね」と力を込める安達氏。既存にとられない短尺セットには、新たな可能性が詰まっている。

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2021年9月3日のニュース