木村&富田ワンツー、解説もスタジオももらい泣き 萩原智子さん「何より2人が愛される選手なんです」

[ 2021年9月3日 22:05 ]

東京パラリンピック第11日・競泳 ( 2021年9月3日    東京アクアティクスセンター )

<男子100メートルバタフライ 視覚障がいS11>金メダルを獲得し客席に手を振る木村(左)と銀メダルの富田 (撮影・光山 貴大)
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 男子100メートルバタフライ(視覚障がいS11)決勝が3日に行われ、木村敬一(30=東京ガス)が1分2秒57で制し、自身初の金メダルを獲得した。2位だった100メートル平泳ぎに続いて今大会2個目、通算8個目のメダル獲得となった。

 初めてパラリンピックに出場した08年の北京大会から4大会目、ついに世界の頂点に立った。レース後、木村は「この日のために頑張ってきた。この日をちゃんと迎えることができて本当に幸せ」と感極まり、日本人ワンツーを実現させた銀メダルの富田宇宙(32=日体大大学院)も「木村くんが金メダルを取ってくれたことが本当にうれしいし、それに続いて僕がゴールできたことも本当にうれしい」とライバルを心から祝福した。

 歓喜の瞬間を中継したNHKでも、解説を務めたの04年アテネ大会銅メダリスト・杉内周作氏、大阪教育大教授の生田泰志氏らが涙。杉内氏は、木村とタッパーも務めた寺西真人コーチの絆を語り、「努力って結実するんだなってあらためて感じさせられました」。生田氏は「非常にハイレベルな大会で、世界新記録がいっぱい出ている中で日本選手が毎日毎日決勝に残って戦っている姿、それに…」と絶句した後、「最後の2人、素晴らしかった」と言葉を絞り出した。

 NHKの特設スタジオから出演した00年シドニー五輪競泳女子代表・萩原智子さんは「レース前から、彼らが努力してきた日々を思うとグッとくるものがあって。自己ベストではなかったんですけど、この舞台でベストパフォーマンスができること、素晴らしい奇跡だと思いますし、それを作り上げてきた2人の頑張りに拍手を送りたいと思います」と話し、「何より2人が愛される選手なんですよね。だから、みんなサポートしたいって思うんです」と涙をこらえきれない表情。NHKパラリンピック放送リポーターの三上大進氏も目を赤くし、「いろいろな人の思いが詰まってのメダルだったと思うと、本当に素晴らしいレースを見せてくれたと思いますし、2人のメダルの重みを強く感じました」と選手を支えたタッパーら周囲のサポートを称えていた。

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