空手・喜友名 圧勝で世界選手権切符 形V4へ「五輪よりレベルを上げて挑みたい」

[ 2021年9月3日 05:30 ]

世界選手権の代表権を勝ち取った喜友名諒
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 空手の世界選手権(11月16~21日、ドバイ)日本代表選考会が東京都江東区の日本空手道会館で行われ、男子形代表に東京五輪金メダリストの喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が内定した。五輪後も「次の日から練習した」という喜友名は、中学時代から指導を受ける佐久本嗣男師範を超える4連覇が懸かる本番へ「五輪よりもレベルを上げて挑みたい。4連覇は意識せず、先生に習っている空手を世界で見せたい」と語った。

 五輪代表の喜友名はスーパーシードで最後の決定戦のみに出場。「アーナンダイ」を演武し、30点満点に迫る29・40点を叩き出して圧勝した。金メダリストになったが「外出はあまりしないので…」と実感する場面はあまりないという求道者が次の頂を目指す。

 ≪清水は敗退、代表入り逃す≫女子形では五輪銀メダルの清水希容(ミキハウス)が20年全日本選手権女王の大野ひかる(大分市消防局)に敗れ、14、16年に2連覇している大舞台への道を閉ざされた。男女各5階級が争われた組手個人には五輪代表3選手が出場も、代表入りしたのは女子50キロ級の宮原美穂(帝京大職)1人のみ。男子75キロ級で代表入りを逃した西村拳(チャンプ)は「体と心のコンディションと相談せずに出た結果」と猛省した。五輪銅の荒賀龍太郎(荒賀道場)や植草歩(JAL)は出場しなかった。

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