今野大喜が通算4アンダーの好位置、通算7勝康晴氏のおい フジサンケイC

[ 2021年9月3日 16:07 ]

男子ゴルフ フジサンケイ・クラシック第2日 ( 2021年9月3日    山梨県 富士桜CC=7566ヤード、パー71 )

今野大喜
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 第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われ、今野大喜(24=フリー)が通算4アンダーでホールアウトした。前日にサスペンデッドとなった残り4ホールで2つスコアを伸ばし、第1ラウンドで「65」マークして自身初の単独首位に立つ。第2ラウンドでは「73」と2つスコアを落としたが、通算4アンダーはホールアウト時点で首位タイとなっている。

 単独首位で迎えた第2ラウンドは前日に続き、降り続く雨の中でのプレー。「結構しんどかったですね。グリーンに全然乗らないし、難しいところに外れるし、フェアウエーにはいかないし」。その中でも粘りを見せて上位を維持した。

 ツアー通算7勝の康晴を伯父に持つ24歳。自己最高の10位に入った前週のSansan・KBCオーガスタでは最終日の前日に連絡をもらい、「考え方とかのアドバイスをもらった」という。岐阜県在住だがツアーを転戦する際には、移動の拠点として伯父の住む千葉県に立ち寄ることが多い。「身近なお手本という感じ。ゴルフに対して凄くストイックだし、人よりも考えているなと思うこともいっぱいある」と話す。

 7月中旬から約1カ月、ツアーのなかった期間で自身を見つめ直した。「前半はスイングとかにこだわっている部分があって、空いた期間で泥臭くスコアにこだわるゴルフに変えた。いいショットを毎回しないとという考えをなくして、このホールをどうやってパーであがろうか、とか…」。考え方を変えたことで、ゴルフの内容にも変化が生まれた。「それが先週から今週のいいゴルフにつながっている」とうなずいた。

 前週に続く上位争い。ツアー初優勝への期待も懸かる。今野は「せっかく良い位置にいるので、そこはもちろん目指していきたいですけど。優勝したいと思ってもスコアとは別の話なので、目の前の一打に集中していきたいです」と冷静に言った。

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2021年9月3日のニュース