車いすバスケ男子日本が決勝進出 世界王者イギリス下し史上初のメダル確定 決勝は5日米国戦

[ 2021年9月3日 22:16 ]

東京パラリンピック第11日 車いすバスケットボール男子準決勝 ( 2021年9月3日    有明アリーナ )

<パラリンピック 車いすバスケ 日本・英国>英国を下して決勝戦進出を決め、赤石(中央)に涙ながらに抱きつく鳥海(中央右)(撮影・木村 揚輔)
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 車いすバスケットボール日本男子は準決勝で強豪イギリスと対戦し79─68で勝利。史上初の決勝進出とメダル獲得を確定させた。

 日本は予選リーグ4勝1敗で終え、グループ2位で準々決勝進出。準々決勝ではオーストラリアと対戦して61―55で勝利して史上初の準決勝進出を決めた。準決勝は2018年の世界選手権を制した強豪イギリスと対戦した。

 第1クォーターは藤本怜央(37)の3ポイントシュートがチーム初得点となった。その後は一時10点リードを許したが、チームで得点を重ねながらも相手の攻撃を止めきれず15―23と8点リードを許した。第2クォーターは両チームともなかなか得点が取れない時間が続いた中で残り7分46秒で途中出場の香西宏昭(33)が3ポイントシュートを決めた。その後は残り1分7秒で途中出場の古沢拓也(25)が3ポイントシュートを決めて33―36と3点リードを許して前半を折り返した。

 第3クォーターは古沢が後半最初のシュートを決めて1点差に迫る。ここから両チームともに一進一退の展開が続いた中で川原凜(24)がこのクォーターだけで6得点をマークするなど52―48と4点リードして終えた。第4クォーターもリードを守りきり決勝進出を決めてメダルを確定させた。

 勝利した日本は5日に決勝で米国と対戦する。この試合でチームトップの得点は若きエース鳥海連志(22)が20得点。鳥海に続いたのは香西が17得点をマーク。その他の選手たちも大事な場面で得点を挙げてチーム全員で史上初の決勝進出とメダル獲得を勝ち取った試合となった。 

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