ソフトボール 上野が初回に押し出しで先制を許すも4回1/3、1失点好投で勝利投手に コールド発進導く

[ 2021年7月21日 09:22 ]

東京五輪 ソフトボール1次リーグ   日本8ー1オーストラリア ( 2021年7月20日    福島県営あづま )

<日本・オーストラリア>力投する上野(撮影・会津 智海)
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 東京五輪が開会式に先がけて21日に始まり、ソフトボール1次リーグでは08年北京五輪金メダルの日本が全競技のトップをきってオーストラリアと対戦。先発の上野由岐子(38=ビックカメラ高崎)は初回に押し出しで先制を許した。日本はその後逆転に成功し、8-1で5回コールド勝ちを収め、“連覇”に向けて好発進した。22日にはメキシコと対戦する。

 日本が金メダルを獲得した08年北京以来、3大会ぶりに五輪に復活したソフトボール。過去2大会でも開幕投手を務め、オーストラリアと対戦していた上野は初回、先頭ミシェル・コックス(30)に投前内野安打を許しなおも1死から四球と死球で満塁とすると、5番・チェルシー・フォーキン(32)にも死球を与えて押し出し。後続を断ったがこの回1点を失った。

 上野は2回は3者凡退と調子を上げると、3回も1安打を許したが後続を断った。4回も3者凡退。5回1死から四球を与えたところで2番手・後藤希友(20=トヨタ自動車)にスイッチした。後藤は2死から死球と四球で満塁としたが、フォーキンを三振に仕留め無失点に切り抜けた。上野は4回1/3を投げ2安打1失点、4四死球も7三振を奪う力投で勝利投手となった。

 打線は、1点を追う初回2死二塁に山本優(32=ビックカメラ高崎)が先発左腕・カイア・パーナビー(30)から右前適時打を放ち同点。3回2死二塁には内藤実穂(27=ビックカメラ高崎)の中越え2ランで勝ち越し。4回無死一塁では藤田倭(30=ビックカメラ高崎)の左越え2ラン、なおも1死一、三塁で原田のどか(29=太陽誘電)が2番手右腕・タルニ・ステプトー(21)から中犠飛を放ち加点した。さらに5回無死一塁で山本に中越えの2ランが出てコールドゲームとなった。

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