松山 ベルト不具合もカッチリ修正、序盤崩れ76 首位と8差もV諦めない

[ 2021年6月20日 02:30 ]

米男子ゴルフツアー 全米オープン第2日 ( 2021年6月18日    カリフォルニア州 トーリーパインズGC=7652ヤード、パー71 )

全米オープン第2日 15番で第3打を放つ松山
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 日没順延となった第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われ、首位と2打差5位から第2ラウンドに臨んだ松山英樹(29=LEXUS)は2バーディー、3ボギー、2ダブルボギーの76とスコアを崩し、通算3オーバーの41位に後退した。首位とは8打差。星野陸也(25=フリー)は通算1オーバーの21位でメジャー初の予選通過を果たし、松山とともに東京五輪代表入りを確実にした。

 松山の第2日はトラブルから幕を開けた。出だし10番で第2打を放った直後にベルトのバックルが外れた。垂れ込める暗雲を象徴するかのような出来事。2打目をグリーン奥に外し、深いラフからの脱出に3打を要して5オン1パットのダブルボギーを叩く。ここからもボギー、ダブルボギー、そしてボギー。4ホールで6つスコアを落とす、まさかの滑り出しだった。

 「流れが悪かったと言えばそれまでだが…。思っていたショット、パットが打てずに過ぎていった」

 それでも立て直す地力がある。14番で2メートルにつけてバーディーを奪うと残り14ホールは1アンダーで回ったことを問われて「そう捉えるとちょっと元気が出ますけど」と苦笑いしつつ、「最後に気づいたことがある」とも言った。残り36ホールで8打差は難セッティングでは届かない数字ではない。まずは第3ラウンドで「アンダーパーに持っていけたら、面白い戦いになる」。2つ目のメジャータイトルを諦めてはいない。

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