激闘を制したのはバックス 2年ぶりに東地区決勝へ進出 敵地での第7戦で勝ったのはチーム初

[ 2021年6月20日 13:12 ]

バックスのG・アデトクンボをマークするネッツのデュラント(AP)
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 NBAは19日、ブルックリン(ニューヨーク州)で東地区準決勝の1試合を行い、第3シードのバックスが延長の末に115―111(前半47―53、延長6―2)で下して4勝3敗。2年ぶりに東地区決勝に駒を進め、47年ぶりのファイナル出場をかけて、20日に最終第7戦を行う76ers(第1シード)とホークス(第5シード)の勝者と顔を合わせることになった。

 バックスでは2018年と19年シーズンでMVPとなったヤニス・アデトクンボ(26)が50分出場して40得点と13リバウンドをマーク。2019年W杯の米国代表だったクリス・ミドルトン(29)は52分で23得点、10リバウンド、6アシスト、5スティールを稼ぎ、111―111で迎えた延長の残り40・7秒には正面から貴重な勝ち越しのジャンプシュートを成功させた。

 バックスがプレーオフで最終第7戦を戦ったのはこれがチーム史上11回目だが、勝ったのは1986年の地区準決勝(対76ers)と2001年の地区準決勝(対ホーネッツ)を含めて3回目。ただし過去2勝はどちらも地元ミルウォーキー(ウィスコンシン州)での試合で、敵地での最終戦を制したのは通算8回目の挑戦で初めてとなった。

 ネッツはケビン・デュラント(32)が53分出場し、第7戦としてはプレーオフ歴代最多の48得点をマーク。107―109で迎えた第4Qの残り1・0秒にはP・J・タッカー(36)の密着マークを振り切って右サイドからターン・アラウンドで同点のジャンプシュートを成功した。しかしこのとき、わずかに3点シュート・ラインを踏んでおり、逆転するまでには至らなかった。

 デュラントは延長では無得点。同点を狙って残り0・3秒で正面から放ったジャンプシュートはエアボールとなった。カイリー・アービング(29)が足首の故障で欠場する中で、ジェームズ・ハーデン(31)も53分で22得点、9リバウンド、9アシストを稼いだが、ネッツは延長ではブルース・ブラウン(24)がゴール下で決めたシュートによる2点のみ。最後は力尽きて敗れ去った。

 <地区準決勝の組み合わせと経過>
 ▼東地区
(1)76ers―(5)ホークス(3勝3敗)
(2)ネッツ―(3)バックス(バックス4勝3敗)
 ▼西地区
(1)ジャズ―(4)クリッパーズ(クリッパーズ4勝3敗)
(2)サンズ―(3)ナゲッツ(サンズ4勝0敗)
 *カッコ内の数字は地区全体順位

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