九重親方重症だった…初場所コロナで全力士休場 闘病生活を告白「酸素濃度が下がったら危ないと」

[ 2021年2月19日 05:30 ]

移転した葛飾区の部屋で稽古する九重部屋の力士(日本相撲協会提供)
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 新型コロナウイルスの集団感染が発生し、1月の大相撲初場所を全力士が全休した九重部屋の九重親方(元大関・千代大海)が18日、電話取材に応じた。同部屋では九重親方を含む16人が感染。先月20日に入院した同親方は、肺炎で症状が重かったことを明かした。

 「(夫人に)病院から電話があって“この3日が勝負です”と言われた。酸素濃度が下がったら危ないと。10秒しゃべったら、5分くらいせきをしていた」と闘病生活を告白。普段通り会話ができるようになったのは約10日前で現在は全員、後遺症はないという。

 このほど先代師匠の元横綱・千代の富士(故人)が築いた東京都墨田区の部屋から、葛飾区の3階建てに移転。17日に稽古を開始した。九重親方は「千代の富士道場というような感じでやっている。何くそという気持ちで、ケガでも病気でも何でも克服して次のステージにいく。先場所の分までしっかり、ケガなく暴れてもらいたい」と春場所(3月14日初日、両国国技館)へ向け気合十分だった。

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2021年2月19日のニュース