日本一曲がらない男 稲森佑貴 ドライバーレッスン【第7回 スライス防止法】

[ 2021年2月19日 12:00 ]

スライス防止法ついて解説をする稲森佑貴プロ(左)
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 第7回のテーマは、スライスの曲がりを小さくする方法についてです。アベレージゴルファーでもスライスに悩まされる人は少なくありません。稲森プロによれば、スイングを修正しなくても、スタンスを変えるだけで右への曲がりを抑えられると言います。早速そのコツを聞いてみましょう。進行役は萩原菜乃花さんです。

 萩原 スライスに悩む人は多いと思いますが、何かいいアドバイスはありますか?

 稲森 最初から右に曲がると分かっていれば、フェアウエーの左サイドを狙うことで対処できますが、右に曲がるときと曲がらないときがある人もいるでしょう。ラウンド中のスライスを抑えたいならスタンスの向きに注目するべきです。前回、アドレスに入るときは左肩を目標に向けて、肩のラインを飛球線と平行に合わせることから始めましょうと言いました。

 萩原 その方が目標に向って構えられるというお話でした。

 稲森 肩のラインを決めたら、それにスタンスのラインを合わせるのがノーマルなアドレスです。本来ならこの形で構え、インサイドにクラブを上げて、インサイドからクラブを下ろせば、スライスは出にくいはずです。ところが、ダウンスイングの切り返しで腕に力が入るとクラブをアウトサイドから下ろそうとします。その結果、アウトサイドインの軌道でクラブを振るため、ボールにスライス回転がかかるわけです。

 萩原 それがスライスの原因なんですね?

 稲森 もちろん、他にも原因はありますが、アドレスが正しいのにスライスが出る人に多く見られる傾向です。そこでお勧めしたいのが、クローズスタンスです。スクエアに構えた状態から右足をボール1、2個分かかと側に下げることで、多少切り返しで力が入ってもインサイドからクラブを下ろしやすくなります。

 萩原 なるほど。ラウンド中にスライスを打ちたくないロケーションを迎えたら、右足を引けばいいんですね?

 稲森 念のため、アドレスしたら左膝よりも右膝が飛球線ラインから離れていることを確認しましょう。自分では右足を引いたつもりでも、実際はそれほど右足が下がっていないことがありますからね。右膝が下がっていれば、インサイドにクラブを上げて、インサイドから下ろせます。逆に右膝が飛球線に近いと、クラブがアウトサイドに上がるので要注意です。スイング自体はいつもと同じで構いません。体の軸を中心に回転するイメージでクラブを振りましょう。右方向へ曲がるのを怖がって中途半端なスイングは避けること。フィニッシュまでし
っかり振り抜くことにより、インパクトでボールをつかまえることができます。スライスどころか、ドロー回転がかかり、ランが多めに出る分、飛距離アップにもつながります。
 
 萩原 他に注意点はありますか?
 
 稲森 ダウンスイングの際、左サイドの壁を意識してほしいですね。一般的には左足の左サイドが目標方向に流れないようにすることを言いますが、自分の場合、肩から足まで体の全体の左サイドが一直線に伸びることを言います。左サイド全体を壁に押し当てたような形をイメージして下さい。ダウンスイングでしっかりと左足に体重を移動することがポイントです。

(取材協力=東京・GMG八王子ゴルフ場)


 ◆稲森 佑貴(いなもり・ゆうき) 1994年(平6)10月2日生まれ、鹿児島県出身の26歳。父・兼隆さんの影響で6歳でゴルフを始め、鹿児島城西高2年時の11年プロテストに合格。14年に出場7試合で賞金シードを獲得。18年国内最高峰の日本オープンでツアー初V。20年同大会で2勝目。得意クラブは1W。15年から5年連続でフェアウエーキープ率1位。1メートル69、68キロ。

 ◆萩原 菜乃花(はぎわら・なのか) 1996年(平8)3月19日生まれ、神奈川県横浜市出身の24歳。9歳でゴルフを始め日大高、日大時代はゴルフ部に所属。ベストスコアは75。現在はフリーアナウンサーとして、ゴルフ媒体や競輪番組などで活躍中。1メートル57。

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