沙羅 3連勝逃すも笑顔の2位 横川HC絶賛「完璧。素晴らしい」

[ 2021年2月19日 05:30 ]

W杯ジャンプ女子個人第8戦で2位に入り、笑顔を見せる高梨沙羅
Photo By 共同

 ノルディックスキーW杯ジャンプ女子は18日、ルーマニア・ルシュノブで個人第8戦(ヒルサイズ=HS97メートル)が行われ、高梨沙羅(クラレ)は88メートル、93・5メートルの合計232・9点の2位で3連勝を逃した。ニカ・クリジュナル(スロベニア)が92メートル、91メートルの合計235・7点で今季、通算ともに2勝目を挙げた。伊藤有希(土屋ホーム)は12位、丸山希(明大)は18位、勢藤優花(北海道ハイテクAC)は34位だった。岩渕香里(北野建設)は予選落ちした。

 3連勝はならなかったが、好調さを印象づけた。高梨は3戦連続の表彰台で笑顔を見せた。1回目は風に空中であおられ、K点(90メートル)にも届かなかった。その失敗を引きずらないのが今の高梨。2回目は安定した空中姿勢で飛距離を伸ばして順位を上げ、横川ヘッドコーチも「完璧。素晴らしいジャンプ」とうなった。今季8戦目で表彰台は5度目。この試合も優勝したクリジュナルとは飛距離換算でわずか約1・5メートル差だった。昨季は表彰台に3度しか乗れずに苦しんだが、今季は安定した強さを発揮できている。

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2021年2月19日のニュース