橋本新会長に聞く「多様性と調和、男女平等を改革して実行する」

東京五輪・パラリンピック組織委員会　新会長に橋本聖子氏

東京五輪・パラリンピック組織委の新会長に就任し、記者会見する橋本聖子氏
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　【橋本新会長に聞く】

　――引き受けようと決断したのはいつ？
　「昨日、検討委の流れを連絡してもらった。大変悩んだ結果だったが、国務大臣を辞職する旨を今日の午後に菅総理に提出した」

　――森前会長と相談などはあったか？
　「森会長とは引き継ぎ事項もある。来週早々にも引き継ぎを受けたいと思っている」

　――中止・延期やむなしという世論は？
　「やるべきでないという声も理解している。このままだと医療体制がどうなるのかという不安が、支持率の低さに表れていると理解している。日本は東京大会を通じて何をすべきか明確に打ち出さないと、受け入れてもらえないと思っている」

　――日本は男女平等だと思うか？
　「男女共同参画、女性活躍の担当大臣をして、昨年は第5次の男女共同参画基本計画も出した。日本はジェンダーギャップ指数で121位という残念な結果。何が変わるかというのも大事だが、組織委こそがしっかりと多様性と調和、男女平等を改革して実行するのが大事」